「夏は危険!」と注意をしている方が多いと思います。
春はまだ安心と油断しているこの時期の熱中症…朝晩は冷え込み、一方で日中はとても暖かく、つい見落としてしまうのが、お留守番環境です。朝出かけるときは冷えていても、日中の閉め切った部屋は春の陽射しで一気に気温が上昇します。また、春はまだ体が暑さに慣れる前なので、過ごしやすい時期であっても、お留守番の際には窓を開けたり、エアコンをつけたりして温度管理をすることが大切です。
また、梅雨明けした頃も人間だけでなく、犬や猫も熱中症になりやすいということをご存知ですか?
熱中症が起りやすい時期は体が暑さに慣れていない6月後半から梅雨明けをした、気温の高い日、熱帯夜などが続く間です。できるだけ涼しい場所で過ごしたり、水分補給をして熱中症にかからないようにしましょう。
熱中症予防として私たちも、のどが渇いたと感じる前に水分を取ることが大事です。のどが渇いたと感じた時には、すでに脱水状態が始まっているからです。
室内に水飲み場を多く設置しましょう。ふだんからあまり水を飲まない子は、食事から水分摂取ができるようウェットタイプにしたり、意識的に飲ませる工夫をしてあげましょう。
閉め切った部屋で室温が高くなると熱中症にかかるリスクが高くなります。このところの夏は猛暑を通り越し、酷暑続きです。窓を開けても熱風が入るような状態が続きます。また昼夜問わず気温が下がることがあまりありません。クーラー等を使って上手に温度・湿度を管理してあげましょう。暑い時期の温度は26℃以下で維持しましょう。
また、いつでも十分な水分をとれるよう、新鮮なお水をたっぷりと置いておく必要があります。
暑い時期だけでも玄関先等に避難させてあげるとよいでしょう。それが、難しい場合は日よけや風通しの良いところを作ってあげて下さい。室内飼育と同様、十分な水分補給ができる環境を整えてあげましょう。暑い日中はお水がお湯になりがちです。こまめに変えてあげてください。
最近では、暑い夏の屋外飼育に対して、「虐待」という声も聞こえてきます。お水もなく、日陰もなく。コンクリートの地面に繋がれて身動きもできない状態・・・と全国から心配な声が多数寄せられます。ご自身が同じ環境で過ごせるか、胸に手をあて考えてみてください。
車の中は気温が上がりやすいので、エンジンを切った車内に放置するのは夏以外でも危険です。
犬と一緒に車でお出かけして、「ちょっと待っててね」と車内に置いていくのは非常に危険です。たとえそれが「ちょっと」でも、車内温度は、エアコンを切ってから急上昇します。ドアを閉めてから5分後には10℃も上昇、25℃だった車内温度は38℃近くに、さらに1時間後には50℃以上にもなります。「窓を開けているから大丈夫」「サンシェードをつけているから大丈夫」と思っても、車内温度はぐんぐん上昇します。エンジンを切った状態で閉めきった車内に置いていくことは「虐待」です。
絶対に犬を車内に置き去りにしないでください。
車に乗せる場合はエアコンで車内を涼しく保ちましょう。また、犬や猫がいつでも自由に飲水できるようにしておきましょう。
まずは熱中症について
知ってください
まずは飼い主さんは
落ち着くことが大事です
人間と動物の「快適」には
温度差があります
トリマーさんからの
アドバイスがあります!
手のひらで地面に
触ってみてください。
熱中症だけでなく
悪天候や高齢時にも役立ちます