Q11-4 猫白血病とはどんな病気?
猫白血病とは
猫白血病(猫白血病ウイルス感染症)は、ウイルスによって免疫機能や造血機能に影響を及ぼす感染症ですが、猫エイズ同様、人には感染しません。
- 感染力がより強い
- 母子感染や日常的な接触でも感染する可能性がある
- 若い猫ほど重症化しやすい
という特徴があります。
一方で、すべての感染猫がすぐに発症するわけではなく、無症状で過ごす期間が長い猫もいます。
感染経路
主な感染経路は、唾液や鼻水、涙などに多くウイルスが含まれており、
- グルーミング
- 食器の共有
- 母猫から仔猫への感染
など、日常的な接触でも感染する可能性があります。
この点が、主に咬み傷で感染する猫エイズとの大きな違いです。
症状
感染してすぐに症状が出ない場合もありますが、食欲低下、元気がない、体重減少、貧血、口内炎や感染症を繰り返す、リンパ節の腫れなどの症状がみられることがあります。
検査・治療・予防
- 動物病院の血液検査で調べられる。
- 陽性反応が出ても、陰性に変わる場合がある。
- 根本的な治療法はなく、治療は対症療法が中心になる。
- 完全室内飼育、感染猫との隔離、ワクチン接種、不妊去勢手術、健康管理といった対策により予防やリスク管理が可能である。
猫白血病も正しく知ることが大切
猫白血病は、猫エイズよりも注意が必要な病気ではありますが、感染していても穏やかに過ごしている猫もいます。一般的には1頭での飼育や同じ状況の猫同士での飼育が選択されることも多く、環境を配慮し適切に飼育すれば、人との幸せな時間を過ごすチャンスがあることも、知っていただければと思います。
猫エイズと猫白血病の両方に感染している場合(ダブルキャリア)は、より体調管理が必要になることがあるので、必ず獣医師と相談しながら対応しましょう。
大切なのは怖がることではなく、正しく知り、その猫に合った環境とケアを考えることです。
※あわせて Q11-1 も参考にしましょう





