2018年の協会からのお知らせ

新年あけましておめでとうございます。

動物愛護に深い感心をお持ちの皆様に新年のご挨拶を申し上げますことは、大変親しみを覚えますとともに大変心強い感を懐きます。先ずは、皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

本協会は、動物虐待防止協会を改称して動物愛護の創生期を担った動物愛護会ならびに欧米の動物愛護精神を広めた財団法人日本人道会の崇高な思想をさらに発展させる目的をもって、戦後間もない昭和23年に社団法人日本動物愛護協会として発足しました。その後、昭和30年には財団法人日本動物愛護協会、さらに平成24年には公益財団法人日本動物愛護協会と改組・新発足して現在に至っています。そして、本年5月には創立70周年を迎える運びとなりました。これらのことは、環境省をはじめ関係諸団体、本誌ご愛読の皆様は言うに及ばず、多くの皆様の温かいご理解・ご協力によるものと感謝いたしております。現在は、先人の築いた確固たる伝統を受け継いで、「動物の愛護及び管理に関する法律」を基本として、日本の風土・文化に根ざした「人と動物の調和ある共生社会の実現」に貢献するとともに、生命尊重、友愛および平和の情操を育む活動に邁進しています。

本年の干支は戌で、動物では犬が充てられています。ご存知の様に、「犬は人間の最古にして最良の友」といわれています。秀でた賢さと行動力を具有し、ペット・番犬・猟犬・牧羊犬・盲導犬・聴導犬・麻薬捜査犬などとして多面にわたり活躍しています。本協会も、この犬に感謝の念を持ちつつ、その長所を見習って、日常業務に励む所存であります。

皆様の相変らぬご支援をお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

公益財団法人　日本動物愛護協会
理事長　杉山公宏