飼う前に考えよう
不幸な動物を増やさないために、飼う前に考えよう
動物を家族に迎えることは、多くの場合、生活に張りや潤いをもたらし、生きがいの創造にもなります。しかし、動物たちは電池やゼンマイで動くものではありません。生きています。食べ物や水が必要で、排せつもします。病気になることもあります。動物との生活は、一方でその飼い主(家庭)に義務や責任、家計の増大をもたらし、家族の生活や行動を制限することにもなります。
動物が飼えなくなった主な理由
以下は協会に寄せられた相談電話のうち、動物が飼えなくなった理由の主なものです。
- ペット禁止住宅で見つかってしまった
- 増えてしまった→こちらをご覧ください(家庭の猫も室内飼、不妊去勢へ)
- アレルギー症状がでた
- 世話や散歩の時間、体力がない
- 高齢となったペットの介護がつらい
- 飼い主の病気、死亡
- 近隣からの苦情
- 引っ越しする
飼い主に必要な10の条件
このことから本協会は、「動物を家族に迎えるにあたっての必要条件10か条」を作りました。参考にしてください。
①住宅がペットを飼える状況にあること
②動物を迎えることに家族全員の合意があること
③動物アレルギーの心配がないこと
④その動物の寿命まで(終生飼養)飼育する覚悟があること
⑤世話をする体力があり、その時間をさけること
⑥高齢になった動物の介護をする心構えがあること
⑦経済的負担を考慮すること
⑧必要なしつけと周囲への配慮ができること
⑨引っ越しや転勤の際にも継続飼養する覚悟があること
⑩飼えなくなった場合の受け皿を考えておくこと
地域猫活動を知っていますか?
幸せになれない命は作らない、作らせない。でも生まれてきた命は大切に、出来るだけ長生きさせてあげたい・・・。地域猫活動サークルは、こんな気持ちを持った有志が集まって結成されています。
飼い主のいない猫を放置すれば、庭をトイレにされたり、むやみな繁殖で子猫が増えたり、ごみ置き場が荒らされたりで、地域の住民は大きな迷惑をこうむることになります。 出来るだけそのようなことがないように、猫が住民と上手に共生できる地域を実現することを目的に、いろいろな活動が行われています。