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例:犬 / 地域猫 / 災害

Q10-5 慣れてきたらどうする?

猫が環境や人に慣れてきたら、少しずつ生活の幅を広げましょう。ただし、急にすべてを解放するのではなく、猫の様子を見ながら段階的に進めることが大切です。

慣れのサインとスキンシップ

緊張がほぐれ、リラックスした様子が見られるようになれば慣れてきた証拠です。おもちゃで遊んだりブラシで撫でたりして、更にスキンシップを深めましょう。人が近くにいるときでもエサを食べ、触られることや抱っこに抵抗がなくなれば、環境にも人にも馴染んできたといえます。

お世話のポイント

●猫の習性や個性を尊重しながら愛情を持って接することで、猫が飼い主の生活スタイルに溶け込めるようにする。

●無理強いして信頼を損なわないように気を付ける。

●新しい部屋や空間に行動範囲を広げる際には、危険がないよう事前に確認する。(脱走対策、配線や誤飲の防止、潜り込み防止、etc.)

●ケージのある部屋から徐々に行動範囲を広げる。慣れたら次の部屋へ…と段階的に進める。

●ケージには自分から戻れるように習慣づける。エサは必ずケージの中で与える習慣にするとよい。

ケージの利用法

十分慣れたらケージを撤去しても構いませんが、猫にとって安心できる「自分の部屋」として残しておくのもおすすめです。留守番中の事故防止や、入院時・災害時にも役立ちます。
また、環境に順応していく過程では、猫がケージ内でダンボール箱をかじって破壊したり、鳴いたりして過ごすことがあります。これは、自然な行動であり必要な時間といえます。
安全が確保されている状態であれば、こうした行動は「不安の発散」「気持ちの整理」に役立つことが多く、時間と共に落ち着いていくので、焦らず見守って、安心できる環境づくりを続けていきましょう。
ストレス解消のための爪とぎや安全性の高いダンボールなど、誤飲の心配がないものを選ぶことも大切です。


※あわせて Q10-2 も参考にしましょう


きなこくつろぎ

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