新しい家族を探す場合
飼ってくれれば誰でもいいわけではありません。
保護しても自分では飼えない場合は、お世話をしながら飼ってくれる人を探しましょう。
仔猫を譲渡するには、必要な医療を施し、人慣れさせ、エサやトイレのお世話をしながら、終生愛情と責任をもって飼ってくれる新しい家族を探さなくてはなりません。
希望者の中には、虐待目的の人や、いい加減な気持ちで飼いはじめて後で「返したい」と言ったり、遺棄したり、不衛生な住環境だったり、脱走し迷子にさせてしまう例はたくさんあります。
不適切な人に譲渡したり、トラブルになったりしないように、トライアル期間を設けたり、先方の家に行き飼育環境を確認する必要があり、飼い方や費用負担などの誓約書を交わすことも重要です。
動物病院や譲渡経験のあるボランティアさんに相談したり、地域の人づてに譲渡先を探したり、掲示板も活用できると良いでしょう。
※あわせて ▼家族として迎える場合 も参考にしましょう
新しい家族の探し方
- 身近な人(親戚・友人・知人etc.)に聞いてみる。
- 里親サイトに登録・掲載する…サイトによって条件等あり。慎重にやり取りし、相応しい希望者かどうか充分注意する)
- チラシを作成し掲示する…地域・町会の掲示板、動物病院、店舗などに許可を取り貼らせてもらう。
- 譲渡会に参加する・・・地域・保護団体・動物病院など。
- 健康チェック、ウィルス検査、糞便検査、寄生虫駆除・予防、ワクチン接種、マイクロチップ挿入、不妊去勢手術、病気やケガが見つかれば検査や治療など、必要な医療を講じなければならない場合がある。
- 人慣れしていない猫(警戒心が強く、緊張状態が解けない、怯えている、逃げ惑う、威嚇する、攻撃する)は、まず人との生活を通じ、根気よく丁寧にお世話をしながら慣れさせなくては譲渡先を見つけるのは困難である。どのくらいで慣れるのかも未知数。(数週間~数年かかるかも…)
慣れるのに時間がかかってしまい、譲渡できずにかかえこむ事は避けなければならない。