Q10-3 思わぬ脱走を防ぐために
脱走対策がとにかく大事!
初めて家に迎えた際、「ちょっと目を離した隙に外へ飛び出してしまった…」という失敗は、決して少なくありません。注意していても起こり得ることです。猫も人も安心して暮らすためには、脱走防止の工夫が欠かせません。保護直後から慣れてきた頃まで、油断せずに徹底して対策を行うことが大切です。
脱走しやすいタイミング
●保護した直後(捕獲後~数日は特に注意)
●エサやトイレのお世話でケージを開けた瞬間
●閉めたつもりでケージのドアが閉まっていなかった時
●家族がドアを開けたままにした時
●玄関に来客が来た時
●外に連れ出した時
●慣れてきて油断した時
室内での対策
●まずはケージでの生活から慣らすことも脱走防止対策の一環。室内フリーは慣れてから。
●ケージや窓、ドアの開閉・施錠を徹底し、開ける際は周囲の安全を確認する。
●閉め忘れ防止のため、防犯用ロックなどで二重にする。
●玄関、ベランダ、窓などは特に注意。網戸は簡単に破られるため、フェンスや内柵などで二重構造にすると安心。
●テレビなどの家電、家具の隙間など、猫が入り込むと困る場所は事前にふさぐ。
●家族全員で注意点を共有し、日常的に意識することが重要。
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窓をフェンスで二重構造にした脱走対策 |
部屋の出入口に柵上の扉を設置した脱走対策 |
外出時の対策
●基本的には、猫が落ち着くまでは外に連れ出すことはしない。
●通院や移動など、やむを得ない場合は「洗濯ネット+キャリーケース」で二重に対策を。ドアやファスナーが開いてしまわないよう補強し、事前にしっかり確認する。
●外の景色や周囲の音で驚かないよう、キャリーケースは風呂敷などで覆い、二重にするとよい。(通気性は必ず確保すること)
●できるだけ静かに、揺らさないように運ぶことも大切。
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万が一脱走してしまったら
●すぐ近くに隠れていることが多いため、脅かさないよう静かに探す。
●捕獲器を使用し、エサやその猫の匂いの付いたもの(敷いていたタオル、トイレの砂、etc.)を入れて慎重に捕獲を試みる。
●地域の協力者(ボランティアさん・お世話していた方)にも連絡し、協力してもらう。









