Q5 ルールやマナー
ルール1 不妊去勢手術・TNR
猫は繁殖力が強いため、放置するとどんどん増えてしまいます。
発情~妊娠~出産~授乳~発情を繰り返し、3~5匹の仔猫を年2~3回出産することもあります。
増えた猫が、糞尿・ゴミ漁り・発情や喧嘩の鳴き声・感染症媒介などで人の迷惑になるのを防ぐと共に、交通事故やカラスに襲われたり、感染症・暑さ寒さに耐えられず命を落とすなど、不幸な猫を増やさないためにも、不妊去勢手術は必ず行いましょう。
●テリトリー(★)単位で短期間に手術を一気に進めるのが効果的。
●地域住民で協力して行うとよいが、難しい場合は、これ以上増えるのをくい止めるために、無理はせず自分の敷地に現れた目の前の1匹から始める。
※あわせて Q1-1 、 Q1-2 、 Q1-3 も参考にしましょう
★テリトリーとは???
縄張りや行動範囲のことです。猫は自分のにおいを残して(マーキング)領域をつくり、巡回してその中に他の猫が侵入することを拒み、エサを確保したり喧嘩を避ける習性があります。
ルール2 エサの与え方
●決まった場所…自分の敷地内や許可を得た場所。(内庭など、人目につきにくいよう配慮する。)
●決まった時間…猫がエサの時間に集まることによって、健康管理(食欲の有無、ケガや病気の早期発見等)にもつながる。
他のテリトリーから猫が食べに来ることも防げる。
●適切な量…皿に小分けにし、食べきれる量を与える。
●置きエサ(エサを置きっぱなしにすること)NG!地面にばらまきNG!…
食べ終わったらすぐに片付け、食べ残しは撤収する。
●エサ場周辺の掃除…他のテリトリーの猫や、カラス・ネズミ・虫などが来る原因に
ならないように、常に清潔にする。
また、においなどで近隣住民が不快にならないように配慮する。
ルール3 トイレの管理 トラブル多発!!
ルール4 地域の理解を得る
猫の問題を改善し、地域の環境をよくするための活動なので、不幸な猫を減らしたいという猫好きの人にも、猫に困っている人、猫がきらい・苦手な人にもご理解を得ることが必要です。行政や町会などとの協働(★)で説明すると、地域理解を得やすいです。
「地域住民」「ボランティア」「行政」の三者協働で進めることが理想です。
★協働とは???
同じ目的のために力をあわせて働くことです。
●記録をとり、近隣の方に地域の状況と活動の主旨を情報収集も兼ねて話す。
猫の頭数、不妊去勢手術の実施状況、外飼いの飼い猫、困りごと、気になったこと、etc.
事前に対話することでトラブル防止になる。
●活動の進み具合や、実際に出ている効果をチラシ等で知らせたり、引き続き猫に関する
困りごとがないか聞いてみることも大切である。
●動物がきらいな人に配慮して、できるだけ多くのご理解やご協力を得る。